江戸時代の出版文化を牽引した蔦屋重三郎の精神を現代に再解釈した期間限定POPUPイベント〈蔦市 -TSUTAICHI-〉。その会場となる上野しんきん館の店内装飾と空間演出を、Bamboo Project Japan が担当しました。本イベントは「江戸×現代の掘り出し物」をテーマに、伝統と新しさが交差する独自の世界観を来場者に体験してもらう企画です。私たちはそのコンセプトを空間として立ち上げ、訪れた瞬間から“江戸の市に迷い込む”ような没入感を目指しました。
空間デザインでは、江戸の情緒を感じさせる素材や色調を取り入れつつ、現代的なミニマルさを融合。視線の流れや動線を丁寧に設計し、会場全体を歩き回りたくなる“市(いち)”のリズムをつくり出しました。商品が並ぶ什器は、手仕事の温度を感じる素材を基調に、掘り出し物を見つける楽しさが生まれるよう高さや余白を調整。食品や雑貨など多様なアイテムが主役として引き立つレイアウトを構築しています。
イベントの目玉であるフォトスポットも、Bamboo Project Japan が空間としてデザインしました。「着物×洋服ミックスコーデ」が映えるよう、江戸らしい背景構成に現代的な色彩を重ね、写真に奥行きが生まれる陰影を設計。SNS映えする“体験型の背景”として、多くの来場者が自然とカメラを向けたくなる空間を目指しました。
また、和テイストのスイーツやドリンクを提供するカフェエリアでは、ひと息つきながら江戸の雰囲気を味わえるよう、柔らかな光と自然素材を基調に落ち着いた空間を演出。地域イベント「シタマチ・ハロウィン2025」との連携も踏まえ、混雑時でも回遊しやすい導線を確保し、地域活性化に寄与する場として設計しました。
Bamboo Project Japan は、伝統と現代をつなぐ空間づくりを通して、〈蔦市〉の世界観を体験として形にしています。










