文化祭のゲートを、何でつくるか。ベニヤ板と絵の具、あるいは段ボール。多くの学校がそうしてきた選択肢に、もうひとつの答えがあります。
竹です。
2025年秋、神奈川県の藤沢翔陵高校の校門に、幅15メートル・高さ5メートルの竹のゲートが立ち上がりました。制作したのは、生徒たち自身です。







制作データ|どれくらいの規模だったか
| サイズ | 幅 約15m × 高さ 約5m |
|---|---|
| 使用した竹 | 30〜50本 |
| 制作期間 | 約2ヶ月(2025年9月〜10月) |
| ワークショップ回数 | 全10回程度(1回あたり約3時間) |
| 参加生徒数 | 約20名 |
| BPJスタッフ | 2〜3名 |
今年は、竹の調達から生徒とやった
2024年の初回は、私たちが用意した竹を生徒が加工するところからのスタートでした。2025年は、そこから一歩踏み込んでいます。
学校の近くにある竹藪に生徒と一緒に入り、実際に竹を切り出すところから始めました。自分たちの手で山から出した竹が、2ヶ月後に校門に立つ。その一連の流れを体験してもらうことに意味があると考えたからです。
竹は、ホームセンターで買う材料ではありません。切って、割いて、乾かして、組む。素材と向き合う時間そのものが、この取り組みの中身です。







10回のワークショップ|何をどう進めたか
1〜3回目:竹を切り出し、割く
竹藪での切り出しから始まり、竹を縦に割いていく作業へ。ほとんどの生徒が、竹に刃物を入れるのは初めての経験です。竹は繊維に沿って驚くほど素直に割れる一方、力の入れ方を誤ればまっすぐには進みません。







4〜6回目:割いた竹をパーツに加工する
割いた竹を曲げ、束ね、パーツに組み上げていきます。作業に慣れてくると、生徒たちは自分なりの形を探し始めます。ワークショップとワークショップの合間にも、空いた時間を使って各自で作業を進めてくれました。







7〜10回目:組み上げと照明の設置
校門に軸となる竹を立て、そこに生徒たちがつくったパーツを絡めていきます。最後に照明を仕込んで完成。文化祭の1週間前に9割を仕上げ、直前に総仕上げを行いました。







学校側にご用意いただくもの
- 制作作業ができるスペース(中庭・グラウンドの一角など)
- 制作途中のパーツを保管しておける場所
- 生徒の軍手
特別な道具は不要です。刃物や工具はこちらで用意します。
ご依頼を検討される先生方へ
藤沢翔陵高校との取り組みは、2024年に先生がこのウェブサイトをご覧になって連絡をくださったことから始まりました。全国どちらでも対応いたします(交通費実費)。
ただ、ひとつだけ正直に申し上げます。この取り組みは、生徒と先生のやる気がなければ成立しません。私たちが完成品を持ち込むのではなく、生徒が自分の手で竹を割き、組み上げるからです。手を動かす気のある生徒がいる学校にこそ、ご相談いただきたいと思っています。
準備期間は約2ヶ月を見ておいてください。テスト期間や行事の合間を縫っての作業になるため、余裕を持ったスケジュールが必要です。文化祭が秋であれば、夏休み前にはご相談いただけると安心です。
ご予算については学校ごとに事情が異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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2024年に実施した初回のワークショップについては、こちらの記事で制作の様子を詳しくご紹介しています。
その他の空間装飾についてはステージ・ブース装飾/空間演出のページをご覧ください。